自己嫌悪は脇において、ありのままの自分でいよう。
皆さん、こんばんは。
札幌在住のトレーナー、竹内修平です。
トレーナーとして働いている私ですが、
身体のことはもちろん、どのようにしたらよりよく生きれるのか。
そして、職場や家庭の状態が良くなるのか。
ということを日々研究しています。
そのことについては、
前回のカラダ大学とともに、私への影響が大きかった出来事。
安冨歩さんの著書について、お話しさせて頂きます。
安冨歩さんは、
東京大学東洋文化研究所にて教授をされています。
私は、「一月万冊」という、
読書家のコミニティサイトで安冨さんの著書を知りました。
まずはじめに、『生きる技法』という書籍を購入しました。
『生きる技法』には、著者である安冨さんが人生の中で学び、
経験されてきたことが書かれています。
帯にある、
『「助けて下さい」と言えたとき、人は自立している』
という文章を読んだとき、認めたくない自分がいたのを覚えています。
しかし、直感的に読むべきと感じ、読み進めたところ、自分自身が陥っていたことの理由が書いてありました。
この本は、私の生き方に多くの影響を与えたと言っても過言ではありません。
ここでは触れませんが、とてもお勧めの本です。是非読んでみて下さい。
本書の中で、私自身の自己嫌悪に気がつきました。その自己嫌悪が自分を苦しくさせていることもわかりました。
自己嫌悪について、更に学ぼうと思い、
『あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。』
という本を購入しました。
この本は、『生きる技法』の中に書かれている自己嫌悪について、より分かりやすく説明されています。
自己嫌悪からの脱出には、身体感覚に目を向けることが大切
本書では、自己嫌悪とは、結果ではなく、原因と書かれています。
どういうことかというと、
「仕事で上手くいかないことがあるから、自己嫌悪を感じてしまう。」
のではなく、
「自己嫌悪があるから、上手くいかないことがあると、それを理由に、自己嫌悪を感じてしまう。」
ということです。
それは、常に自己嫌悪の態度をとっていて、
自己嫌悪に陥るためのネタ探しをしているようなことかもしれません。
では、どうしたら自己嫌悪をなくすことができるのでしょうか?
それについては、「自己嫌悪からの脱出」を目指すのではなく、「自愛の瞬間を増やす」ことが大切と書かれています。
まず、自愛とは何か。
辞書によると、
自愛とは、「自らその身を大切にすること。」
と、書かれています。
では、自愛の態度を身につけるには、どうすればいいのか?
ここに、私にとって新たな活動のヒントがありました。
引用します。
では、どうすれば自愛へとに近づけるのか。
それは、感情を身体に接続させることです。自己嫌悪にふり回されている時は、自分の感情を見ることはできません。
自分がどうしたいか、ではなく、他人にどう見られているかを基準に動いてしまうからです。
ただ、「自分の感情を見る」といっても、それは簡単なことではないでしょう。
見る、といっても、自分の感情を意識する習慣がなければ、自分がどういう感情を抱いているのかが「わからない」からです。自己嫌悪にとらわれていると、頭と身体とが分離し、自分の感情を感じ取ることができない。
その場合、頭ではなく、身体にアプローチした方が早いでしょう。
身体をほぐしてみるのでもいい。
ストレッチしてみるとか、毎日散歩してみるとか。
ヨガの呼吸法を試してみるのもいいでしょう。
そうやって、身体に働きかけていくことで、外部と内部がつながっていく。
つまり、頭と身体がうまく接続していきます。
この文章を読んだとき、
これだ!!と思いました。
鬱々とした日々に感じたこと、
カラダ大学に通って感じたこと、
それが文面になっており、心の中にすっと入ってきました。
そして、自分自身がより良く生きるために大事にしたいことも、
また、自分がトレーナーという職業を通じてしてしていきたいことも、
この本を通じて、より明確になりました。
その想いを具現化したものが、4月に行うワークショップです。
自分自身がありのままでいられると、
自分につながる人たちも大切にすることができると私は思います。
ありのままでいられる人が増えることで、
職場も、家庭もより良くなるのではないでしょうか。
そんな想いをもって、日々活動をしています。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。